「とりあえず作った」ホームページに効果はない
とりあえず作ったホームページがあまり効果を発揮していない、そんな状況に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?「ホームページを持っているだけで何とかなるだろう」と思って作ったけど、なかなか集客に繋がらず、問い合わせが増えない…そんな声をよく聞きます。
確かに、会社概要や基本的な情報だけを載せることで、既存の取引先が情報を確認するには十分かもしれません。しかし、ここで終わってしまうと、それ以上の効果は期待できません。
しかし、売上アップや新しい顧客獲得を目指すのであれば、単に存在するだけのサイトでは不十分です。
「とりあえず」のままでは集客効果ゼロ
「とりあえず作った」ホームページには、いくつかの共通した問題が見られます。私たちが過去に手掛けたプロジェクトでも、同様の課題に直面して改善した事例があります。その中でも代表的な問題点を挙げてみます。
1.情報が少ない
会社概要と事業紹介だけで、顧客にとって必要な情報が揃っていない。特に、サービスや商品の具体的な内容、利用者の声、よくある質問(FAQ)など、顧客が安心して選択・閲覧できるコンテンツが揃っていない。
2.SEO(検索エンジン対策)が考慮されていない
せっかく作ったホームページでも、検索エンジンに引っかからないと、誰の目にも触れません。重要なキーワードが不足している、ページの構造がわかりにくい、といった様々なSEOの改善要素があります。
3.デザインやユーザー体験が古い
見た目が古臭かったり、スマートフォンで見ると使いづらかったりすると、それだけでユーザーは離れてしまいます。特に最近では、ほとんどのユーザーがスマホからアクセスするため、モバイルフレンドリーなデザインが不可欠です。
効果を出すためのポイント
効果的なホームページにするためには、ただ「作る」だけではなく、ユーザーに価値を提供できるサイト作りを心がけましょう。
1. 価値あるコンテンツを提供する
お客様が求める情報をしっかり提供することが大切です。例えば、以前サポートした中小企業のサイトでは、導入事例とお客様の声を充実させたことで問い合わせ数が増加したケースがありました。例えば、商品やサービスの詳細、導入事例、ユーザーの声など。これらの情報があると、訪問者は「この会社は信頼できる」と思ってくれます。
2. SEOを考えたページ設計
ちゃんとキーワードを選んで、それを各ページに適切に配置することが必要です。タイトルやメタディスクリプションも大事な要素なので、検索結果でクリックしてもらえるサイト作りのために、これらの要素を意識して各ページの作成を心掛けましょう。
3. 定期的な更新とメンテナンス
ホームページは一度作ったら終わり、ではありません。ある飲食店のウェブサイトで、毎月のメニュー更新を行ったところ、リピーターが増え、予約数も向上した実例があります。ブログの更新や新しい事例の追加など、定期的な更新はサイトの内容を充実させ、多様なユーザーの獲得につながります。
4. ユーザー体験を最優先に考える
見た目や使い勝手が良いかどうか、これは直接的に滞在時間や問い合わせに影響します。例えば、ウェブサイトのナビゲーションを簡素化し、ユーザーが必要な情報にすぐアクセスできるようにしたことで、離脱率が大幅に低下した事例があります。デザインはもちろん、ナビゲーションが分かりやすいか、必要な情報にすぐアクセスできるか、関連ページへのリンクが充実しているか、わかりやすいキャッチコピーやビジュアルを配置しているか。
それらが総合的にUX(ユーザーエクスペリエンス:ユーザー体験)を高めます。
最後に
もし今、あなたのホームページが「とりあえず作った」状態で効果が出ていないなら、一度見直してみてはどうでしょうか?まずは、お客様にとって何が足りていないかを考えて、少しずつでも改善していくことが大切です。ウェブサイトは愛情をかけた分だけ、しっかりと結果を返してくれます。
人類がAIを迎えた激動の今、ホームページの価値や検索のあり方が揺らいでいるという情報もよく耳にしますが、ホームページの内容がわかりやすく、ユーザーにとって価値があるものであれば、選ばれることに変わりはありません。